目で愛でる

今まで魚を観賞する楽しみがわかりませんでしたが、

ペットショップでその片鱗に触れました。

ベタにカクレクマノミはかわいい。

ニモ!ニモ!!と興奮気味に眺めていたら、

近くで幼稚園児が同じ反応を示してました。

ちっちゃいピンクの鯛(正式な名称は忘れた)は目が緑色できれいだった。

小さい魚がいっちょまえにビシッと鱗をまとっていると、なぜか感心してしまう。

ヤドカリは砂を一心不乱にかき乱していた。

砂に付着したプランクトンでも食べてるんでしょうか。

今かぶっている貝より小さい貝に引っ越そうとして失敗している子や、

おもむろに立ち上がって、想像以上に細長い体を披露してくれた子もいました。

いつまで眺めていても飽きないもんですね。生き物は奥が深い。

 

そして、何よりも私の心を捕らえたのは。

キャットフィッシュという英名もかわいらしい、ナマズ

なんでしょう、あの愛らしさ!ぽかんと開いた口、漂うヒゲ。

ある水槽では角っこでなぜか3匹折り重なって寝てました(多分。微動だにしなかった)

ハムスターか!とつっこみたくなるような重なりぶりで。

またある水槽では、2匹がくっついてユラユラゆれてました。ずっと。

あのほどよい脱力感。たまらん。

観賞魚を飼う人が暗いといわれるゆえんもなんとなくわかりました。

ずっと眺めていられるけど、黙って魚を見続けてる様を傍から眺めたら、

それは確かにとてつもなく暗いだろう。

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別名義ブログで下書きフォルダに入れっぱなしになってたもの。

日記じゃないけど、当時の興奮が思い出せたので、五感の記録として残しておこうと。