夜の電車で本を読む。 と、文庫本の端を何かがよぎった。 目線をずらすと、何かの植物の綿毛がふうわふうわと漂っている。 どこから迷い込んだものか、ゆっくりと空気に乗り、隣で眠るサラリーマンの膝に舞い降りた。 サラリーマンはそんなものにはもちろん…
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